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SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)は、「誰一人取り残さない」持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の目標です。2015年の国連サミットにおいてすべての加盟国が合意した「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中で掲げられ、17のゴールと169のターゲットから構成されています。

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イチビキは、コーポレートスローガンである『おいしさスマイル』をお届けするために、お客様に寄り添った丁寧な商品づくりを心掛けてまいりました。創業以来250年にわたって継続してきた事業活動は、SDGsが掲げる目標へと繋がっていくものと考えています。たとえば、伝統文化であるみそ、しょうゆの醸造技術の継承や、減塩商品や乳酸菌を通した健康への貢献、子どもたちへの食育活動や地域イベントへの協賛、先進ロボットとの協働を目指した工場づくりへのチャレンジといった様々な活動のその先に、持続可能な環境、社会、経済の実現を思い描いています。

イチビキは、伝統と革新を融合させた未来を目指して、食品メーカーとしての当たり前の責任を、愚直に果たしてまいります。

持続可能な
環境づくりのための取り組み
Creating a Sustainable Environment

消費電力の削減に力を入れています

2018年に子会社を含む4工場のほぼすべての照明にLEDを導入ました。また、2023年には全工場にソーラーパネルを設置し、年間約49万kWhを発電、年間約280tのCO2排出量を削減しています。今後も、再生可能エネルギーの利用拡大や、省エネ型生産設備への更新などを積極的に推進してまいります。

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ソーラーパネルを設置

ペットボトルの自社生産にいち早く取り組みました

イチビキでは1990年以降30年以上にわたり、自社でペットボトルを生産しています。ペットボトルのもとになるプリフォーム(写真左側)はとてもコンパクトなため、輸送トラックの台数を年間約230台分削減することができ、CO2排出量を抑制してきました。今後もこうした環境負荷の少ないサプライチェーンの実現を通して、Scope3の取り組みに貢献します。

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全工場に排水処理設備を完備しています

法令基準を遵守し、生産に使用した水を浄化しています。また、排水そのものを減らすために、工程の見直しを行っています。

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廃棄原料の再資源化に努めています

しょうゆ粕、だし抽出後の昆布、鰹節をはじめ、生産に伴って発生する廃棄原料を飼料などに転用、再資源化を図っています。

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積載効率の向上に取り組んでいます

商品設計の段階から輸送効率を考慮してダンボールの強度や積み付け数を決めています。重量の重い商品を下段に、軽い商品を上段に積み、ダンボール、物流会社のご協力も得ながら日々テストを繰り返し、積載数を最適化することで輸送によるガソリン使用量や排出ガスの削減に努めています。この取り組みにより、輸送トラック台数を年間約165台削減しています。

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積み込み中のトラック

エコ商品を採用しています

バイオマスインクや水性インクなど、高い技術力を誇るメーカー各社のパッケージを使用することで、環境汚染低減の一助を担っています。また、すべての商品にFSC認証(※)取得メーカーのダンボールを使用しています。
2025年には紙製パック容器の充填ラインを新設しました。紙製の容器を使用することで環境に優しい商品づくりを推進していきます。

※FSC認証: 適切な森林管理のもとで作られた製品を認証する制度

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食品ロスの削減に努めています

食品メーカーの責任として、厳密な安全検証に基づいて賞味期限の見直し、延長を行っています。
また、子ども食堂への商品提供も積極的に行っています。

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商品を通した健康、
味の継承の取り組み
Preserving Health and Taste through Products

健康促進、健康寿命延伸に貢献する商品を心をこめて作っています

減塩商品

高血圧や慢性腎臓病の重症化を予防するには、男女ともに1日の食塩摂取量を6g未満に抑えることが推奨されています。通常の商品に比べて塩分をカットしたみそ、しょうゆ、つゆ、惣菜を、塩分を控えたい人でも毎日使っていただけるよう取り揃えています。

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減塩国産赤だし、減塩国産しょうゆ

糖質オフ、カロリーオフ商品

糖尿病や高脂血症などの生活習慣病の一次予防推進は重要課題となっています。糖質・カロリー50%オフのぜんざい、糖質20%オフの甘酒などは、デザートのおいしさはそのままに、糖質やカロリーをコントロールしていただけるように開発しました。

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ぜんざい、甘酒

アレルギーに配慮した商品

『小麦を使わない丸大豆しょうゆ』は、愛知県の文化であるたまりしょうゆの製造技術を活かして小麦を使わずに醸造したしょうゆです。一般的な濃口しょうゆと同じように使うことができるため、小麦アレルギーの方に喜んでいただいています。

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乳酸菌を育てています

2016年、創業時から味噌蔵に住みついていた乳酸菌に健康機能(免疫力の向上、腸内環境改善、肥満予防)があることを発見しました。形も愛らしく、『蔵華乳酸菌』と名付けて製造・販売を行っています。さらに研究を進めていくと、現代女性のお悩みのひとつである貧血対策にも効果があることがわかりました。他の乳酸菌と比べて非常に小さく、少しの配合量でたくさん摂取できるのも特長です。『蔵華乳酸菌』が体質改善を促し、病気を未然に防ぐことで皆様の健康に貢献できればと考えています。

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共同開発、産学連携を通して醸造技術が広がっています

地元メーカーとの共同開発や産学連携を通して、イチビキの醸造技術を活用した商品を開発しています。

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醸造技術を継承していきます

1772年(江戸時代)の創業以来、イチビキは250年以上にわたって みそ、しょうゆの醸造を続けてきました。醸造製品は、地域の気候、風土、文化とのつながりが深く、 愛知県では豆みそやたまりしょうゆが地域の食文化として根付いています。
イチビキは、豆みそ、たまりしょうゆのNo.1メーカーとして、 その継承・発展も大切な役割と考え、みそソムリエの資格取得、品評会への出品などを通して研鑽を積んでいます。これまでの数多の賞の受賞に加え、2024年には『食品添加物無添加国産しょうゆ』が、令和6年度全国醤油品評会にて最高賞の農林水産大臣賞を受賞しました。

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技術力向上

研究、生産、販売、商品開発が一堂に会し「合同カンファレンス」を毎月実施、品質向上を目指して絶え間なく技術を磨いています。

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技術を活用した品質・
生産性向上のための取り組み
Improving Quality and Productivity with Technology

契約栽培を通して生産者との繋がりを大切にしています

原料となる米や大豆を国内各地で契約栽培しています。年に何度も産地を訪ね、イチビキの求める品質と、当地の品種の特徴や天候などによる作柄への影響について話し合いを重ねています。お客様には国産原料の安心感を、生産者の皆様にはできあがった商品を手に取ってやりがいを感じていただくことで、日本の農業を応援していきます。

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規格外原料も積極的に使用しています

用途に応じて、規格外の農産物も積極的に受け入れています。おいしく仕上げる工夫をして有効活用しています。

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衛生管理・品質管理を徹底しています

2000年のISO9001取得以降、イチビキは食品安全への取り組みを積極的に推進し、2012年にはISO22000、2018年にはFSSC22000をいち早く導入しました。HACCPの厳格な衛生管理をはじめとする国際的な食品安全規格に則った品質管理体制を整えるため、関係部署の正社員の50%が内部監査員の資格を取得しています。
創業以来の伝統の味を守ることと、最新の食品安全マネジメントシステムによる安心・安全の両立を図っています。

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全員参画で改善活動に取り組んでいます

生産部門では、品質向上をテーマに全員参画で「改善活動」を行っています。小さな活動を全員で毎日積み重ねることで、丁寧な作業への意識を高め、商品に対する責任と愛着を育てています。

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最新の設備を投入し生産性向上を図っています

イチビキでは明治44年に、品質の良いみそを大量生産するために、当時の常識を覆す巨大なみそ仕込み桶「丈三」を考案しました。私たちは、創業よりの品質第一と創意工夫の精神を受け継ぎ、伝統的な製法を守りながらも、常に新しい技術の投入を心掛けています。
近年では最新のAI画像認識技術を導入し、従来の目視検査では発見できなかった微細な傷や異物を検出できるようになりました。

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ロボットが活躍しています

ヒト型の協働ロボット『フードリー』や、コンテナ詰めを行う『ばんじゅうロボット』を導入し、製造工程の自動化を進めてきました。
間近に迫る労働力不足を見据え、ケーサーロボットやパレタイズロボットなどを各工場に数多く配置するなどロボット技術の導入を積極的に進めています。

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地域の活性化のための取り組み
Efforts for Regional Revitalization

各種団体の活動を支援しています

日本ユニセフ協会、日本赤十字社をはじめとする各種団体に寄付することで、活動を支援しています。また、工場では年2回団体献血を行っています。

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食育イベントを開催しています

味噌づくり体験は、仕込みからマイ味噌が出来上がるまでの過程を皆様に楽しんでいただいています。なかでも「田植えから始める味噌づくり」では、仕込みに使うお米から作っていただきます。田植え、収穫の大変さを身をもって体験することで、味噌に対する興味と関心が深まると大好評です。
このほか、塩糀の使い方教室など、各地で醸造文化を伝えるための食育イベントを開催しています。

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田植え

地域コミュニティーイベントに協賛しています

ウォークラリーのポイントとなって地元の食材を使った豚汁や甘酒を振舞ったり、地域のお祭りやイベントに商品を提供するなどの形で、工場周辺にお住まいの皆様との交流を深めています。

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地域スポーツを支援しています

愛知県をホームタウンとするサッカーJリーグの名古屋グランパス、東三河(愛知県東部)と遠州(静岡県西部)をホームタウンとするバスケットボールBリーグの三遠ネオフェニックスとパートナー契約を結び、チームの活躍と地域の振興を願って、食育活動、商品提供等を行いサポートしています。

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AED設備を完備しています

本社、全工場にAEDを設置しています。

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従業員の働きやすさ、
スキルアップの取り組み
Employee Well-being & Skill Growth

ワークライフバランスを大切にしています

営業、商品開発部門や本社スタッフ部門に、コアタイムのないスーパーフレックスタイム制を導入し、働き方の自由度を上げています。また、有給休暇の取得方法や育児休業、育児短時間勤務について多様な選択肢を用意し、従業員の仕事と家庭の充実を支援しています。近年は男性の育児休暇取得率も上がってきました。

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女性が活躍しています

厚生労働省の子育てと仕事の両立を推進する企業の認定制度『くるみん』を取得しています。特に、育児休暇や育児短時間勤務から職場復帰する際のケアに力を入れ、制度整備を充実させています。また、女性の管理職登用や、将来管理職になる人材の育成にも注力しています。

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納涼祭で盛り上がります

それぞれの工場が主催する「納涼祭」は、イチビキの夏の恒例行事です。社員が入念に準備をし、日頃の感謝をこめて、パート従業員の皆さんや家族を招いて盛大にバーベキューなどを振舞います。近年は仕入先様のご参加も増え、アットホームに、ますます賑やかに実施しています。はじまりはなんと半世紀前という、イチビキが連綿と続けてきた伝統行事のひとつです。

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従業員教育に力を入れています

入社1年目には学生から社会人になるための新入社員研修、3年目には社会人として一人前になるためのフォローアップ研修を実施しています。また、プレイヤーからマネージャーになるための1年間の管理職登用研修、ほか階層別に必要な研修を受講できるようにしています。
研修とは別に、通信教育制度を整備し、会社が費用を負担しています。

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DXを推進しています

RPAを使用した定型業務の自動化、クラウド型の業務管理プラットフォームによる情報の共有化、文書管理ソフトによるペーパーレス化など、業務の効率化、生産性の向上を目指しています。

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おいしさスマイル イチビキ
 

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